世界の半分が飢えるのはなぜ?―ジグレール教授がわが子に語る飢餓の真実

 飢餓問題について、父親と息子の対話といったとてもわかりやすい形式でありながら、問題の根本原因にまで言及するなど、かなり掘り下げた内容になっています。
 著者のジャン・ジグレール教授は、ヨーロッパでもっとも知られる飢餓問題の研究者の一人です。
 この本は、ヨーロッパでベストセラーにもなっています。

 ジグレール教授は、飢餓は決して自然淘汰などではなく、人災であると言っています。

 小麦やトウモロコシなどの穀物は、多くの人の主食となるものですが、これが金儲けのために使われているのです。
 一部の国際企業の人間が多大な利益を得るために、穀物の値段は操作され、貧しい国は手が出せないような値がつきます。
 そのせいで貧しい国の人たちは食糧を手に入れられず、多くの人たちが飢えに苦しみ、死んでいっている……。

 やはり利権というのは人間を狂わせ、社会を歪ませる最大の要因なのかもしれません。

世界の半分が飢えるのはなぜ?―ジグレール教授がわが子に語る飢餓の真実

著者名:ジャン・ジグレール
    たかおまゆみ【訳】/勝俣誠【監訳】
出版社:合同出版
発売日:2003年8月

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