エマニュエル・スウェデンボルグの霊界〈3〉人類の未来はどうなるのか

 人間はなぜ堕落するのか、この問いに対して、スウェデンボルグ以上に明確な答えを示した人は、人類史上他にいないのではないでしょうか。

 アダムの時代の人々は、今の時代の人間よりもはるかに優れた知覚能力を持ち、精神性の高い存在だった。
 しかし、時代が下るにつれ、人間は徐々に堕落していき、堕落の極みに達した人間が地に増えたため、神は大洪水を起こし、一部の正しき人を除いて、多くの堕落した人間は淘汰された……。

 もともと霊的に優れた人類が、なぜ堕落したのか、という疑問に対して、スウェデンボルグは旧約聖書に沿ったかたちで、その経緯と原因をかなり深いところまで突き詰めて説明しています。

 また、聖書の解釈についても、字義的な解釈では本当の意味はわからないとスウェデンボルグは書いています。

 たとえば、旧約聖書の天地創造は、字義的な解釈ではまるで御伽話のようになってしまいますが、実は人間の内面的な変化について書かれているのだということを明かしています。

 現代は、ある意味、大洪水前の時代に似ていると思います。
 堕落への道を選ぶか、それとも別の道を選ぶか……。

 人間はなぜ堕落するのか、悪へ傾くのか、それを考える上で、この本は欠かすことができないと思います。
 
エマニュエル・スウェデンボルグの霊界〈3〉人類の未来はどうなるのか

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